広陵高校(広島県)は、長年にわたり全国高等学校野球選手権(夏の甲子園)や選抜甲子園で躍動し、多くの名選手を輩出してきた名門校です。
2025年時点において、現役プロ野球選手は14人。

さらに指導者やOBとして野球界に貢献する存在も数多く、その育成力と伝統は今なお健在です。
そこで今回は、広陵高校出身のプロ野球選手—現役・OBを幅広くピックアップし、まとめました。
・広陵高校出身のプロ野球選手について気になる方
ぜひ、参考にして下さい!
広陵高校出身のプロ野球選手一覧!現役トップ注目組
広陵高校出身の現役NPB選手は14名(2025年7月時点)で、マイナビオールスターゲーム2025の出身校別ランキングでは堂々の第4位。
ここでは、ドラフトトップクラスの注目選手を中心に紹介します!
宗山塁(楽天)


2024年ドラフト1位で入団。
広陵時代から遊撃守備の安定感と打撃センスが高く評価され、明治大を経てプロ入り。
楽天ではルーキーイヤーから開幕スタメンを掴み、広角に打ち分けるバッティングと堅守で存在感を発揮しています。
甲子園では1年夏・2年春に出場。
背番号1 。
渡部聖弥(西武)


2024年ドラフト2位。
高校時代は4番打者としてチームを引っ張り、大阪商業大でも中軸を務めた長距離砲。
西武入団後はパンチ力ある打撃と俊足を武器に、外野のレギュラー争いに参戦中。走攻守三拍子揃ったプレースタイルで、球団の次世代主力候補と目されています。
背番号8 。
高太一(広島東洋カープ)


2023年ドラフト2位の左腕投手。
大阪商業大出身で最速151km/hをマーク。
2024年には中継ぎとして多くの試合で登板し、ピンチに強い投球が光りました。
地元ファンからの支持も厚く、“広陵→カープ”という王道ルートの新星として期待が高まっています。
背番号22。
石原勇輝(ヤクルト)


2023年ドラフト3位。
明治大出身の左腕救援投手で明治大学時代に磨いたキレのある変化球が武器。
2024年シーズンは主にリリーフとして安定した防御率を残し、試合終盤の重要な場面で起用される存在に。
球威と制球力のバランスが取れた左腕として重宝されています。
背番号35。
谷口朝陽(西武・育成)


2023年育成ドラフト2位で入団。
独立リーグ・徳島インディゴソックス出身の剛腕。
150km/h超の速球と縦に落ちるフォークで打者を翻弄します。



また、“長年プロで活躍した現役選手”としては、有原航平選手(ドラフト1位出身)、中村奨成選手、上原健太選手なども名を連ねています。
広陵高校の著名なOB=レジェンド級選手
広陵高校は、甲子園での輝かしい戦績とともに、プロ野球界に数々の名選手を送り出してきました。
これらのOBたちは、記録やタイトルはもちろん、ファンの心に残るプレーやリーダーシップでも強い印象を残しています。
金本知憲


広陵から東北福祉大を経て広島東洋カープに入団し、その後阪神タイガースへ移籍。
通算476本塁打、1521打点という圧倒的な打撃成績を残し、1492試合連続フルイニング出場という世界記録を樹立しました。
鉄人の異名通り、怪我を押しての出場や勝負強い打撃でファンを魅了し、2018年には野球殿堂入り。
広陵OBの象徴的存在です。
二岡智宏


1992年夏の甲子園準優勝時の主力内野手。
近畿大を経て巨人入りし、2000年代前半の黄金期を支えた勝負強い打撃と堅守で知られます。
特に2002年の日本シリーズでは要所でのタイムリーが光り、チームの日本一に貢献しました。
引退後はコーチとして若手育成に力を注ぎ、後進の指導にも尽力しています。
佐野恵太


広陵高校を経て明治大学へ進学し、2016年のドラフトではDeNAから9位指名を受けてプロ入りしました。
柔らかな打撃フォームと広角に打ち分ける巧打力で、首位打者争いの常連に。
2020年にはチームのキャプテンも務め、精神的支柱としても信頼を集めています。
小林誠司


広陵高校では正捕手として活躍し、甲子園出場も経験。
高校卒業後は同志社大学、そして日本生命を経て2013年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。
捕手としての守備力と強肩は球界トップクラス。
読売ジャイアンツでの安定したリードはもちろん、侍ジャパンの正捕手としても国際大会で活躍しました。
広陵時代から培われた冷静な判断力と統率力がプロでも活かされています。
広陵高校出身選手がプロでも輝く理由とは?
広陵高校の卒業生は、プロ入り後も長く活躍する選手が多く見られます。
その背景には、単なる才能や身体能力以上の“強み”があります。
ここでは、広陵高校出身選手がプロでも輝き続ける理由を詳しくご紹介します。
甲子園常連校としての経験値
広陵高校は春夏合わせて甲子園出場回数40回以上(2025年時点)を誇る全国屈指の名門。
選手たちは高校時代から全国の強豪と対戦し、観客数万人の中でプレーする経験を積んでいます。
この大舞台での経験が、プロ入り後の緊張感やプレッシャーにも動じないメンタルの土台となっています。
基礎技術の徹底と応用力
基礎が固まっているからこそ、プロ入り後の戦術やフォーム改良にも柔軟に対応でき、長期的に成績を残すことが可能になります。
たとえばオリックスの福田周平選手は、広陵時代に培った守備力と走塁技術でプロでも存在感を発揮しています。
熾烈なチーム内競争
全国から有望な選手が集まるため、ポジション争いは熾烈。
ベンチ入りやレギュラー獲得のためには、日々の練習で結果を出し続ける必要があります。
この環境で培われた競争心や勝負強さは、そのままプロの世界でも武器になります。
OBとの強固なネットワーク
広陵高校は長い歴史の中で多くのプロ野球選手を輩出してきました。
そのOBネットワークは強固で、オフシーズンの自主トレや技術指導、メンタル面での助言など、現役選手の成長を後押ししていると思われます。
まとめ
広陵高校は、歴代のOBが築いたプロ野球界での実績に支えられつつ、2025年現在も現役NPB選手14名を輩出する強豪校として存在感を放っています。
今回は、広陵高校出身のプロ野球選手についてまとめました。
今後も広陵高校出身選手たちの活躍から目が離せませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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